週刊誌はどこも「自民崩壊」の特集
2009年 07月 15日
■大変な暑さで、すごしにくい。本日、はじめて部屋のクーラーを使用した。クーラーはあまり好きではないので、扇風機をつかっていたが、この暑さには耐えられない。
朝から、新橋、虎ノ門とまわって、諸々執筆の仕事とは直接関係のない「用事」をすませ、いったん帰宅して仮眠をとった。2時間ほど眠ると、脳がすっきりした。週刊新潮をかって拾い読みしたが、選挙関連の記事と、長く政権にあった自民党の「崩壊現象」について、週刊誌らしくおもしろおかしく記している。
■東国原宮崎県知事をかつぎだそうとしたことに象徴されるが、自民党の劣化もここまできたかと思わざるを得ない。テレビにでて人気を得た人が、政治家になる……この図式をあらためないと、政治は劣化をまぬがれない。政治の劣化を救うには、劣化した政治家を選ばないことだ。テレビにでて、「人気があるから」とか「画面で知っているから」という理由で、その類の人に投票する人の気がしれない。
■そういう人が多数派をしめるうちは、民主主義は根付かない。税金をいかにぶんどってくるかが政治家の役割のようになっているが、これでは今の危機的状況は救えない。「食えない」人や企業のために、政治家が動くことは必要かもしれないが、日本の根幹がゆらいでいるのだし、社会の立て直しや、人の「基盤」の育成にもっと税を投入すべきだろう。政治とは、極論すれば「税金の使い方」である。
■日本は先進国に比べて、教育、文化等への税の投入が、ほかの土木建築に投ずる巨額の税に比べて少なすぎるのである。「明日への芽」を育てなければ、日本は早晩たちゆかなくなる。軍事費も膨大なものになっている。軍事費は「軍事機密」という盾があるので、どうしてもアンタッチャブルになりがちである。で、利益関係者が暗躍しやすい。恐らく、表面化していないところで、水増しほか、いろいろな「操作」が行われていると想像できる。政権交代で、おかしな点が顕在化するか、どうか。それも見物(みもの)である。