日本放送作家協会創立50周年記念イベント
2009年 09月 18日
■社団法人日本放送作家協会は、本日創立50周年をむかえる。テレビ放送がはじまって55年であるからほぼテレビとともに歩んできたことになる。脚本家、構成作家などより成り、テレビ番組の基礎の基礎をささえてきた。現在、会員数1000人強。韓国放送作家協会が2000人ほど、性格はややちがうがアメリカのライターズ・ギルドは1万人を越えている。放送作家協会のほかにシナリオ作家協会や劇作家協会があり、されにフリーや芸能事務所に所属している脚本家、構成作家もいる。本来はひとつになったほうが組織としては強いのだが、諸般の事情でむずかしい。
■現在、テレビ業界のかかえている問題は深刻で、関係者は一様に「危機」を口にする。以前にも「危機」はあったが、今回は「崩壊の危機」をも含むということである。携帯やインターネットメなど、メディアが増えたことと嗜好の変化などもあり、今テレビ業界は大きな曲がり角にある。政治、社会が曲がり角にあるのと同じである。
■放送作家協会では本日18日より1週間記念イベントを行う。
場所:新宿の芸能花伝舎 新宿西新宿6-12-30
東京メトロ丸ノ内線「西新宿」出口2より徒歩6分。
大江戸線「都庁前」A2出口より徒歩7分
「新宿」駅西口より徒歩15分。
■一般公開しているイベントは以下の通りです。(いずれも入場無料)
★脚本展
9月18(金)より9月23日(水)まで連日11時より19時まで
テレビ・シンポジウム
★9月18日(金)15時より17時
★ 『バラエティ部門』
「バラエティ番組は誰に支えられてきたのか?」
コーディネーター:水島久光氏(東海大学文学部教授~
パネリスト:秋元康氏(作詞家、協会員)
稲増龍夫氏(法政大学社会学部教授)
高須光聖(放送作家、協会員)
横沢彪氏(元テレビ・プロデューサー)
★9月19日(土)13時より15時30分
ドラマ部門 『テレビドラマにおける作家性の復権』
コーディネーター:上滝徹也氏(日大芸術学部教授)
パネリスト:鈴木嘉一氏(読売新聞編集委員)
中園ミホ氏(脚本家)
堀川とんこう氏(テレビ演出家)
山田太一氏(脚本家)
★9月19日(土)14時より18時
報道ジャーナリズム部門
『表現の自由とメディアの倫理』
コーディネーター:丹羽美之氏(東京大学大学院情報学環准教授)
パネリスト:今野勉氏(テレビマンユニオン取締役副会長)
立花隆氏(評論家)
服部孝章氏(立教大学社会学部教授)
藤田真文氏(法政大学社会学部教授)
吉岡忍氏(ノンフィクション作家)
★向田邦子脚本リーディングほか
9月20日から22日まで。(時間は協会のホームページを見るかお問い合わせください)
電話03-3401-5996 日本放送作家協会
★朗読劇『女の一生』(主演:淡島千景)
9月22日(火)14時より16時30分
★9月23日(水) 13時より15時
早坂暁氏(脚本家)講演『ドキュ・バラ・ドラマの可能性について』
※いずれも入場無料です。多数来場者がある場合は入れない場合があります。