小沢民主が衆参ダブル選挙を敢行するとの予測
2010年 04月 12日
■一日中雨で寒い日。まるで今の日本のようで、鬱陶しい。本郷に行き東大大学院情報学環との打合せ。以前の国立大学とちがって、国立大学も独立行政法人になって新たな問題が山積しているようだ。昔大学のことを「象牙の塔」などといったことがあるが、昨今の大学はあまりにビジネスと密着しすぎているので、かつての「象牙の塔」の要素が必要ではないか、と思える。
■政界では小沢民主党が、今年の7月に衆参ダブル選挙を行う可能性がでてきたようだ。本日発売の週刊朝日がそんな観測記事を載せている。鳩山政権の支持率は低落傾向をつづけており、すでに「危険水域」に入っている。しかし、民主党にかわる政権担当能力のある党が存在しない現状では、民主党の基盤が崩れるとは思えない。
■どんな政党が政権をとってもいいが、デフレスパイラルの危険水域からなんとか脱却する強力な政策をダイナミックに打ち出して欲しいものだ。選挙が近づくと、どうしても「票ほしさ」の場当たり的な政策になって、長い目でみて国民益を損なう。ともあれ、今年7月の選挙で今後の日本の進路がかなりの程度決まってくるはずである。期待せずに、推移を見守りたい。