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トヨタ車、急加速問題、「ペダルの踏み違い」が原因と米紙。その「謀略性」

 8月11日(水)
■日本のマスメディアも相当いい加減なところがあるが、一方、アメリカのメディアも企業のライバルつぶしのキャンペーンにうまくのせられ、嘘の情報を垂れ流すことがある。一時、日本でも大きく報じられたアメリカでの「トヨタ自動車の急加速問題」を調査しているアメリカ当局が10日、アメリカ議会関係者を対象に行った「経過報告」で、欠陥の証拠はいまのところ見つかっていない、と説明したという。(ウオールストリート・ジャーナル電子版)

■この問題で、トヨタ社のアメリカでの販売実績が急落し、かわってアメリカの自動車メーカーがちょっと息を吹き返した――という経緯がある。ペダルに不備があったため事故につながったとされていたのだが、ウオールストリート・ジャーナル紙によれば、当局はまだ最終判断をしていないものの、これまでの証拠調べでは、ドライバーが「急加速」したと訴えたケースの大半は、じつは本人の「ペダルの踏み違い」が原因であったという。

■背後で何者かが意図的に「欠陥車である」とあおったことも疑われる。ことほどさように、アメリカというのは自己の利益のためには「謀略も辞さない」ところがある。自己の利益のためなら、白を黒とも平気でいうのである。中国なども似たところがあるが、多くの国が自己の利益のために、平気で嘘をでっちあげる。それが国際政治の「常識」であるといってよい。

■個人レベルでも、他をおとしめるため白を黒、ないし敢えて灰色として黒だとほのめかすことも、しばしば見られることである。白は白、黒は黒、灰色は灰色と、はっきりいう人もいて、それで救われるのだが、自分の利得がからむと、人はコモンセンスを失いがち。メディアにかかわる人は、人や組織や国が宿している、こうした「謀略性」を頭の片隅におかないといけない。記者クラブなどで「当局」発表の内容をそのまま拡声器のように垂れ流しているのでは、ジャーナリストとはいえない。

■トヨタ車のペダル欠陥問題について、じつは事故はペダルの踏み間違いが原因である、ということを日本のマスコミは小さく報じただけだ。ぼくの見た(読んだ)ニュースで判断する限り、そうであるが、この問題、もっと大きくとりあげるべきだろう。普天間基地問題でも、アメリカの本当の狙いはなんなのか、深く掘り下げた報道が欲しい。日本を守るためにアメリカ軍基地があるなど「幻想」にすぎないし、アメリカの「世界戦略」のための「都合」で、沖縄に置いてあるにすぎない。戦後65年もたつのに、依然として日本は「半植民地」といった状態にあることを、忘れないほうがいい。
by katorishu | 2010-08-12 02:05 | 政治