人の心はデジタル化できない
2010年 08月 15日
■敗戦記念日はいつも暑い。暑いので一日中家で過ごそうかと思ったが、メインのデスクトップのパソコンが壊れてしまい、結局なおらず、お手上げである。山田電気にいったが、原因はよくわからない。富士通のFMVシリーズだが、日曜なのでサポートセンターはでない。携帯パソコンはインターネットに接続していないので急遽接続した。もともとインフォウエブのプロバイダーで、ここはニフティに吸収されたので、アカウント等々、詳細がわからない。電話をしたが、何度かけても通話中。ようやく深夜になって、一人で四苦八苦の末なんとかつながった。
■ITが今後、社会に大きな影響を与えることになり、その流れは避けられない。流れを見据えて、ビジネス面では今後とも積極的に関わるつもりなのだが、目下のところ機器類が脆弱すぎる。苛立ち、腹立たっている諸兄も多いことと思う。ぼく個人に関することだけでも、今年にはいってから携帯パソコンがひとつ駄目になり、電話とファックス機が壊れ、10数万円をだして買ったレザープリンタが壊れ、さらにメインのデスクトップのパソコンが使用不能に。このパソコンは買ってから2年に満たない品物である。windowのxpとvista、window7の三つのソフトをそれぞれのパソコンにいれているが、煩わしい。クラウド・コンピューティングに今後は流れていくだろう。
■デジタル化は世界の流れであるにしても、アナログ情報をのこしておかないと大変なことになる、と身近な体験から、思う。デジタル化がすすめばすすむほど、一方の輪であるアナログ文化を残していかないと、便利さ利便さが逆転して、きわめて不都合で脆弱な社会ができあがる可能性が強い。人の心はデジタル化できない。このことを肝に銘じておく必要がある。いしいしんじ氏が今日の朝日新聞のインタビューで、デジタル化がどんなにすすんでも今もっている紙の本は1冊も捨てないと語っていた。ひとつの見識である。