野次馬から見ると、すこし面白くなった民主党代表選
2010年 08月 28日
■あいかわらずの暑さで脳機能が劣化しているうえ、睡眠不足もくわわり、体調もよろしくない。最近、訃報をよく耳にする。暑い盛りより、猛暑が去って涼しくなる9月半ば以降に、体調を崩して亡くなる人も多い。人の命といえば――とっくの昔に亡くなったのに戸籍上は「生きている」高齢者が相当数いるようだ。なかには「遺族」が、高齢者の年金などを「不正受給」しているケースもある。過日、足立区で100歳をこえミイラ化した老人が発見されたが、その人の年金を80を超えた長女と50を超えた孫が不正受給していたことで、詐欺の疑いで逮捕された。現代の日本を象徴する悲しい事件だ。
■劣化した日本国の総理を事実上決める民主党の党首選挙に、小沢一郎氏が立候補した。野次馬としては、かなり面白くなったと思う。マスメディアはかなり露骨に、財務官僚に洗脳されたとしか思えない管直人首相にエールを送っているようだ。一方で小沢バッシングをつづけている。朝日新聞など社説で連日のように小沢氏をこきおろしている。ほかの新聞が比較的冷静のなか、かなり異常である。「カネの問題」で説明責任を果たしていないというのだが、かつて「実力者」といわれた政治家で、金銭面で「ご清潔」であった政治家が一人でもいたであろうか。
■政治はきれいごとではなく、あらゆる手を使って政敵を追い落とす「権力闘争」でもある。とくに今のような激変期、「きれいごと」で、長年にわたって岩盤をかためてきた「既得権益」を切り崩せるわけがない。「毒には毒をもって制す」の荒療治が必要なのではないか。より強い「毒」が、どちらにあるか、いうまでもない。政治の善し悪しは「結果」で判断するしかない。「戦後ニッポン」というシステムが耐用年数をへて機能しなくなっているのである。部分修理ではだめで、制度設計をしなおす必要がある――と言うは易く、行うは難しであるのだが。
■昨日は社団法人日本放送作家協会の理事会。理事長に現在AKB48の仕掛け人として著名な秋元康氏が就任し、大きな変化の兆しがある。放送作家協会員1000人あまりを一種の「シンクタンク」ととらえ、ここを「企画の宝庫』として、社会にうってでようという秋元氏の姿勢は買える。旧メディアの衰退傾向のなか「放送」という概念が変わり、この言葉が「死語」になる――という点でも同感出来る。ぼく自身、「日本放送作家協会常務理事」という肩書きをもっているが、自分を「放送作家」と思ったことは一度もなく、人にもそういったことはない。脚本家でありノンフィクション作家であり、たんに作家(売れないがつくかもしれないが)であり、それ以上でも以下でもない。いずれにしても、今の日本の「文化状況」をすこしでも変えて、日本を元気にさせたい。ずいぶん前から「メディアミックス」を唱えてきて、実践もしてきたので、微力ながら何か出来るのでは、と思っている。もっともぼく自身は「元気」ではなく、かなりくたばってきていて、たいしたことは出来そうもないが。






















