水道管が危ない。古い水道管の発がん物資がとけだしているらしい
2010年 08月 31日
■相変わらず酷暑がつづく。体調をくずし亡くなる人が増えている。抵抗力が弱まった結果、癌を発祥する人も増えているようだ。酷暑の原因がなんなのか、はっきりしないが、素人目には人類が過剰に化石燃料を使ったこととどこかでつながっていると思う。一方で怖いニュースがある。
■30年以上前にたてられたマンションの水道管が劣化し、発がん性の物資がとけはじめているのだという。さび止めの塗料が一定の年数をへると、水に溶け出すらしい。週刊ポストが報じていたことだが、かなり怖い事態である。管轄の官庁は実態を把握していながら、公にするのをためらっているということだ。発がん性のあるアスベストも、建物の解体工事などで空中に大量にばらまかれている。人が吸い込んでも癌が発祥するまで20年30年かかるので因果関係を証明することも難しいが、かなり怖いことである。
■数十年後、癌患者が大量に生まれる可能性もある。関係者は責任問題となるので静観しているとのこと。こういう事態を末期症状という。悪しき慣例をただすのが政治家の仕事なのだが、不幸なことに未曾有の危機だというのに、正常に機能していない。劣化の症状は日本のあらゆる分野に及んでおり、ただすには「革命的な」手腕がいる。当面、総理大臣になるのは菅直人氏が小沢一郎氏だが、どちらが「革命的な改革」を実行できるか、いうまでもない。
■事の本質は小沢氏の金銭問題ではない。本日発売の週刊ポストで上杉隆氏は、マスコミが小沢逮捕の印象づけに躍起となっており、とりわけ朝日新聞の社説を批判し、こう指摘する。「無作為に選ばれたたった11人の検察審査会による判断が、選挙で選ばれた国会議員の身分を左右し、有権者の意思をも上回というのは余りに無謀である」
■今週も週刊ポストは他の週刊誌と一線を画した記事を載せており、読むに値する。と、ここまで書いてきて、菅直人氏と小沢一郎氏の会談が実現しそうで、場合によっては小沢氏の立候補辞退もありうる情勢になってきた。政治の世界は「一寸先は闇」なので、どうなるかわからない。誰が指導者になってもいいから、まず経済の劣化と文化の劣化にブレーキをかけて欲しい。