韓国と北朝鮮が交戦、きなくさくなってきた
2010年 11月 23日
■韓国と北朝鮮の軍事境界線近くにある島を北朝鮮が砲撃し、韓国軍兵士2人が死亡し住民など20人が負傷したという。なにが原因で起きたのか今のところわからないが、気になることである。北は軍事挑発することで、おそらく国内の引き締めを狙ったのではないか。
■金正日政権が末期症状にきていることの現れと解釈すべきだろう。怖いのは軍の暴発である。統制のとれなくなった軍が単独で一か八かの行動にでる可能性も否定しきれない。これに対して韓国と中国がどう対応するか。ちょっと予断を許さない情勢になってきた。世界的な大不況をうけて戦争によって大需要を喚起させようというもくろみも、この世のどこかで密かにすすめられていると考えたほうがいいだろう。
■アメリカがイラン攻撃にいずれ踏み切るという情報もながれている。どこまで信用してよいのかわからないが、あり得ること、と考えておいたほうがいいだろう。平和ぼけした日本を覚醒させるには、外からの「黒船」によるしかない。ウェブも一種の黒船だが、最大の黒船は近隣諸国での軍事衝突である。衝突の火だねが近隣諸国に存在することは誰も否定できない。いやな時代になりそうである。経済的、文化的にはもう十分「いやな時代」になっているが、さらに度がすすむ可能性もでてきた。その火だねのひとつである本日の軍事衝突。成り行きを注視したい。