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東京駅にて

 1月7日(金)
■ようやく東京も冬らしい寒さになった。午後、松竹試写室に映画の試写を見にいくつもりでいたが、気がかわって東京駅にいった。試写は別の日に行くことに。松の内も終わりなので東京駅周辺の光景を見てみたくなったのである。行き当たりばったりが、いわば生活の信条であり、そのためにこそ30代で勤めをやめたのである。b0028235_2121877.jpg(写真は東京駅地下の松飾り)

■現在、日本放送作家協会の常務理事などという半ば公的な仕事もやっている。そのせいではないのだろうが、本来の生き方である行き当たりばったりからどうも遠ざかってしまっているようだ。これは物書きとして警戒すべきことである。なにより自由な発想が大事であり、世間を斜に構えて見たり、俯瞰してみたり、地べたからみたりといったことをしないと、物事の本質が見えてこない。

■ところで東京駅である。さすが日本の首都のなかでも中心に位置する駅だけあって、老若男女、金持ち貧乏人等々、雑多な人が群れていて、熱気がある。地下街は工事のところも多く、思ったほどの人がでていなかったが。人はとにかく群れることが大事である。群れればそこに数々の出会いがあり、摩擦があり、熱気が生まれ、なにかが生まれる。

■超高齢化社会にはいり、お年寄りが多くなったこともあって、全体に熱気がすくなくなり、3Sが減退した。3Sとはスピード、スリル、セックスの頭文字である。いずれも比較的若い層の専売特許といえる。b0028235_2143676.jpg(写真は東京駅構内の黒塀横町)枯れた味わいも大事だが、爆発するような若さがないと社会は活性化しない。

■今年成人する人口は昭和40年代のピークに比べると半分になっているという。200万が100万に減る。大変な減り方であり、世の中の様相もかわってしまう。産めよ増やせよの時代ではないので、自然増に期待したいのだが、増える予想はたたない。本来、子を産み育てるというのは大変だけれど、面白いしやりがいのある仕事であったはず。だからこそ人類はここまで繁盛してきたのだが、すでにピークをむかえ、あとは漸減の方向で進むのだろうか。。

■2011年はじまったばかりでなんともいえないが、マスメディアについては7月の地デジ移行あたりから、大きな変化がもたらされるだろう。webでの情報伝達、情報交換が増大するにつれ、マスメディアの役割もかわっていかざるを得ない。日本国民を独占的に指導、主導、扇動していく役割はおわるだろう。web上の情報と役割分担をすることで活路を開くしかない。
 なにはともあれ、少しでも明るい光のさす社会になって欲しいと心から願う。またそうなるために微力ながらエネルギーを注ぎたいものだ。
by katorishu | 2011-01-07 20:59 | 文化一般