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民主党政権もこれで終わり。人材難が日本の不幸の源泉。

 2月15日(火)
■小沢一郎氏への「党員資格停止」の勧告が民主党の現執行部からだされた。民主党による「政権交代」の最大の立役者はいうまでもなく小沢一郎氏である。その柱を事実上、党運営からはじき出した。ここに現政権の命運は決したといっていいだろう。

■小沢氏を排除することで総理になった菅直人氏は総理になった時が「頂上」である。その後の参議院選での「歴史的敗北」でずるずると転げ落ち、とうとうここまできた。マスメディアが援護射撃をしつづけてきたが、政権への国民の信頼は失われるばかり。マスメディア、とくに政治部関連の情報が怪しいものばかり。「国民生活第一」をかかげて政権交代をしたのに、それを反古にしてしまったことの責任は重い。

■率直にいって、この政権はもう「終わり」でしょう。そうして、民主党ももう「終わり」でしょう。かといって以前の「自民党政権」にもどって内外に山積する難局を乗り切れるはずもない。名古屋の市長選、愛知県知事選ででてきた河村氏と大村氏に選挙民が喝采した。裏返せば既成政党への幻滅がいかに大きいかである。かといって幻滅ばかりもしていられない。人は一日一日を生きているのである。








■小沢氏が小沢塾での講演で「2,26事件」の例を引き合いにだして、現下の政治情勢について危惧を表明したという。政党政治への不信、幻滅がファシズムを生み、日本を破滅に導いたというのが、現時点での「歴史解釈」である。今、インターネットという新しいメディアの出現で、一種アナーキーな空気が社会に漂いつつある。アナーキーな空気の向こうにあるのは無秩序であり、混沌である。

■アナーキーな空気は社会をダイナミックに変えていくには一定の力を発揮するが、「破壊」にはむいていても「建設」にはなじまない。すでにかなりの部分が壊れてしまった日本社会に、今必要なのは、敗戦直後のような「復興」「建設」の空気であると思うのだが。昔と違うところは、経済にせよ流行、考え方にせよ、瞬時に世界にひろがっていくことである。ボーダレスという言葉もいずれ語られなくなるほどボーダレス化は当たり前になるだろう。

■世界との関係の中で、日本のいろいろな問題を考えていかなければならない時期にきている。この際だから、民主党に徹底的に「破壊」して「地ならし」をしてもらったほうがいい。そのあとに、ボーダレス化を視野にいれた新しい社会運営システムを構築しないと、どうしようもないところにきている。破壊の十倍も二十倍も難しい作業である。それをできる政治家が現在の議員の中にいるかと問われると、頭をかかえこむ。「人材難」。どこもかしこもそうである。10年20年後を見通し、今を考えることのできる「人材」が、政治ばかりではなく、ほかの分野にも本当に乏しい。
日本の不幸の源泉がそこにある。
by katorishu | 2011-02-15 11:22 | 政治