同窓の集まり
2005年 01月 14日
お茶の水で、昭和37年に東京外語のロシア科に入学した同窓生の集まり。数日前に急に決まったので、急遽連絡がとれ都合のついた8人が集まり、昼食をとりながら、しばし懇談。
アメリカで弁護士をしている小林正子氏が一時帰郷しているので、彼女を中心に集まろうということになったのである。
写真は、お茶の水駅前のビルにある中華料理店からみた展望。手前は湯島聖堂。快晴の好天気で、遠く筑波山が見えた。
小林さんとは、卒業以来、30数年ぶりの「再会」。彼女は外語を卒業後、すぐアメリカに渡ってUCLAにはいり、その後、ボストンに移ったりしながら、国際関係論や経済学ほか、人文系の学問を学び、結局、弁護士になり、今に至っているという。当時の東京外語のロシア科は定員40人。女性は5人ほどであったろうか。「男社会」のなかで、男に負けずに頑張っていた。現在の外語は女性が圧倒的に多いそうだ。場所も移ったし、名前は同じでも、これはもう別の大学であるといっていい。
集まった人は、定年退職し、悠々自適の人が数人。商社勤めのあと、自分で貿易会社をつくって経営しているひと、日英の医療プロジェクトにかかわっているひと等々。
他のクラスメートは……高校、大学の教官になったひとが多く、ほかは商社マンになったひと、それにマスコミ関連の職についている(定年になった人も)人が多い。
外国生活の経験者が多く、子供さんが外国人と結婚したり、海外に住んでいる人ケースも多かった。いきおい、現在の日本の現状に批判的にならざるを得ない。
アメリカの悪しき部分だけを真似て、一部の金持ちと、多数の貧乏人に、わかれていく流れを危惧する意見があいついだ。「日本は民主主義国じゃあないね。まだ後進国である」との意見も多かった。そして、かなりきつい外務省批判。
やはり、政治の責任が大きいだろう。現状のシステムを変えていかないと、日本は大変なことになる……という点で、全員の意見が一致した。
外から日本を見るという視角をもっているので、面白い話し合いだった。
またの再会を約束して、3時間近くの歓談を終えた。