芝居日和
2005年 01月 17日
一日中、雨。13時より、三宿中学で、劇団オフィス・レクラム舎の舞台の本読みに立ち会う。三軒茶屋に去年の秋にできた小劇場で今年の2月末に公演する作品。
ぼくをふくめ3人の脚本家による競作だ。「ベンチ」という総合タイトルで、ぼくは「まぼろよ」という記憶喪失者の中年男の話。公園のベンチの前で、偶然、娘らしき若い女と出会い……劇が展開していく。
「まぼろよ」は大衆演劇の常道にのっとった作りである。この日、本ができてきた小松幹生氏の作は、別役実氏に代表される、男女の奇妙な感情の交錯したもの。印象は対極的で、これをひとつの舞台で演じるのも、面白い。もう一作は大久保氏の病院ものとか。
途中で失礼し、目黒にあるホリプロに。子役関連の取材。
そのあと、新宿シアター・モリエールでの劇団東京スゥイカ公園「ひねもすの煙」を見る。
比佐廉氏の作演出。これで5作目だというが、4作を見ている。次第に腕をあげてきている。
以前、ぼくの作演出の「メアリーという名の姉」に出演した島田果枝氏も、達者な叔母役ででていて、もりあげていた。
この作についての「劇評」は、近々、当ホームページの映画演劇評に載せる予定。
終わって、出演者や知り合い観客たちと、ちょっとした飲み会。
御客の多くも芝居関係者。