コラム


by katorishu
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珍しくテレビの娯楽番組を見た。特番の故かかなり面白かった

1月2日(月)
■日頃、脳を少々酷使しているので、三が日は「脳休め」とばかり、惚けて過ごそうと思う。惚けるには昼間からまず酒を飲み、炬燵でテレビを見ることだ。本日、お昼ごろ雑煮を食べつつ酒を飲み、仮眠をしたあと、近くの品川神社にいって初詣(昨日、浅草寺と利田神社にいっているので初ではないが)。お神籤をひいたところ「吉」。帰って早めの夕食をシャンパンを飲みつつとり、日本テレビの「世界一のショータイム」を見た。

■4時間以上にわたる番組なので全部見たわけではないが、珍しく計3時間ほど見続けた。マジシャンや物まね、タップダンスなどなど名人芸が披露され、それに対し観客(社長クラス)がギャラを与えるという趣向。見始めて、これはすごいと思った。人間の能力の極限にまで挑むスポーツに通じる爽快さがあった。テレビは典型的な斜陽産業になっているが、エンターテインメントについてはまだ捨てたものではない。





■ただ、ゴールデンにこういう番組は少なく、大半はお手軽の見ても見なくてもよい類。インスタントラーメンは毎日食べていると、鼻や舌につき辟易するが、ごくたまに食べるとうまいこともある。それと同じで、テレビもたまに見ると面白い。報道番組、とりわけ政治経済の番組はスポンサーや政府への配慮が見え見えで、ゆるい。

■テレビ番組でなにより嫌いなのは、「一人芸」に絶えられない素人芸を、集団のパフォーマンスでこなすフェイクもの。いずれにしても、毎日、3時間以上テレビを見続けていたら確実に脳は劣化する。脳を鍛えるには読書が一番。それも簡単に読めない哲学書や文学書、さらに歴史を読むことである。試みに、そんな類の本を月に五冊ほど読んでみると良い、確実に世界の見方がちょっと変わる。

■惚けて三が日を過ごそうと思ったが、「貧乏性」の故か歴史書を数十ページ読んでしまった。中公文庫の「日本の歴史19開国と攘夷」。この時代を舞台に、新感覚の時代小説を試みようと思っているので、その準備の意味もある。カラスが主人公なのだが、いざ書こうとするとむずかしい。大先輩の夏目漱石先生の「我が輩は猫である」があるので、それに似てしまう。それを避けようとすると筆は停まる。最終的に完成すると10冊に到る「大長編」なので完成にもっていけるかどうか。それより、そもそも出してくれる版元があるかどうか。毎日1,2時間を費やし、シコシコ書いてみよう、とあくまで「予定」と考えているのだが。さてどうなりますか。
by katorishu | 2012-01-02 23:29 | マスメディア