コラム


by katorishu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

観光立国日本。文化産業、映像産業の振興。それが日本の生きる道

 2月9日(木)
■観光庁という官庁があるということ自体、多くの国民が知らないかもしれない。出来て数年しかたっていない官庁なので無理もないが、その観光庁が8日、大震災や円高のため日本を訪れる外国人数が伸び悩んでいるとして、2016年に2千万人としていた目標を1800万人に下方修正したという。「観光立国」をうたい、観光客を多く誘致しようとする、その目標はいいが、目標をかかげる割に当局の取り組む姿勢が弱い。政府が本気で「観光立国」を目標にかかげるなら、それぞれの町や村を地域の風土、伝統にそった個性あるものにしなければいけない。そのために政府のやるべきことは税金の投入である。

■「観光」は「映像産業」とともに、日本が有力な産業として、今後世界にむかって打ち出す施策の重要な柱になりうる。そのためには、この分野にとにかく税金をより多く注ぎこむこと。一部は無駄になるかもしれないが、「お金」のあるところには、必ず人が集まる。人材もでてくる。先進国のなかで、日本は文化に税金をほとんど投入しない国として知られている。「エコ社会日本」を目指すなら産業の目玉を、観光と文化の隆盛に移すべきだろう。そのためには教育も大胆に変える必要があるだろう。文化の風土や伝統、人材も今はまだ豊かである。人材が枯渇する前に、積極的に動き出さないと、発展の芽をつぶすし、取り返しのつかない『荒れ地』になってしまう。さて、本日は珍しく誰とも会う必要がない。原稿書きに一日ついやすつもり。
by katorishu | 2012-02-09 09:14 | 文化一般