世界の「起業祭」が4月24日、東京で2000人規模で開催。「起業後進国」日本への刺激になるか
2015年 02月 25日
■世界経済の牽引役であった日本だが、起業となると「起業後進国」である。起業する人自体が少ないし、起業=失敗・大借金という図式が多くの人の頭の中にできているようだ。
■しかし、それで臆して「安全」ばかりを狙っていては日本経済の未来はない。今年4月24日、世界最大規模の起業支援イベント「スラッシュ」が日本で初めて開かれる。スラッシュは起業支援のお祭りといってもよいもので、2008年に始まり、今では80カ国余りから1万4000人が集まるという。
■アメリカなどでは最優秀の大学生は大企業などに就職せず、起業するケースが多い。ベンチャー精神が生きているのである。戦後、日本人はゼロから出発したこともあり、ベンチャー精神で廃墟同然の日本を経済大国におしあげた。今、そういう活力が若者にも壮年にも老年にも、あまり感じられない。ぜひ、こういうイベントに顔をだして刺激を受けて欲しいものだ。
■ついでながら起業ものとエンタメ小説をかねた拙作「渋沢栄一の経営教室Sクラス」(日本経済新聞出版)発売中です。絶体絶命のピンチに陥った16歳の定時高校生が、幕末にタイムスリップして、青年期の渋沢栄一と出会い、渋沢と8年ほど行動をともにし、「日本の資本主義の父」といわえる渋沢から、人生を学び、現世にもどり「人を豊かにすることによって自分も豊かになる」というシブサワスピリットで起業し成功していく物語です。ぜひご一読を!AMAZONに詳しい商品説明があります。