「三遊亭円朝の明治」を読む。激動の明治維新を、どう乗り越え独自の芸を打ち立てたか、興味深い。
2015年 03月 02日
■早くも弥生3月。過去2ヶ月、たいしたことが出来ていないと反省する。
今、読みつつある本は「三遊亭円朝の明治」(矢野誠一箸)。維新後、落語の伝統破壊という誹りにめげず、独自の語りの世界を構築した。激変の時代に、どう対処し、どのように自己の独自性をうちだし、そしてどうやって世に認めさせたか。人の生き方としても味わい深い。さらにビジネスマン等にとっても、タメになる本かと思う。
■著者の矢野誠一氏については、以前「女興行師 吉本せい」を読み、よく調べた労作と感銘した。今の吉本興行の生みの母ともいうべき人の評伝だ。
良く描かれた評伝は面白い。
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