コラム


by katorishu
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国会図書館ホールで『「脚本アーカイブズ」の新たなるステップへ、というシンポジウム

 3月18日(水)
■国会図書館の大ホールで「脚本アーカイブズ」の新たなるステップへ、と題するシンポジウムが開
国会図書館ホールで『「脚本アーカイブズ」の新たなるステップへ、というシンポジウム_b0028235_19334560.jpg
かれた。主宰者側の一人なので、当然参加した。第1部の座談会は、三田佳子さん、山田太一さん、フジテレビ創成期のプロデューサーで新国劇出身の嶋田親一さん、NHKの元ドラマディレクター中村克史さんらによる、テレビドラマ制作にまつわる諸々興味深い話。大変面白く、濃い内容だった。会場は満員。

■ドラマは「先人たち」の結晶をひきつぎ、その上に新しいものを創っていくことによって佳品が生まれる。他の分野でも同じだと思うが、最近どうも、そういった「伝統」が軽んじられている。そんな意見が多くでた。脚本重視こそ、良いドラマを産む。この当たり前のことが、当たり前ではなくなりつつある。そんな意見が多くでた。

■それを、「年寄り」の繰り言といって排していては、日本のドラマばかりか日本の文化の発展はない。2部の学者、専門家たちの討論も内容が深く、充実したシンポジウムであった、と自画自賛しておこう。僕はちょこっとお手伝いしただけ。若いスタッフのみなさん、ご苦労さまでした。
by katorishu | 2015-03-18 19:38 | 文化一般