風が吹くとき
2005年 04月 08日
西武新宿線の下井草駅ちかくにある東京芸術座のアトリエ公演「風が吹くとき」を見に行った。
昔からの知り合いの川副さんが74才の老骨をおして出ていることもあって足を運んだ。
核戦争の恐怖を描いたレイモンド・ブリッグズの絵本をもとにつくった舞台である。
川副さんは以前に軽い脳梗塞をわずらったためか、やや舌がもつれるところがある。しかし、それが劇中の人物の言動に妙にあっていた。台詞のキレがもうひとつあると面白くなるのだが。
終わって同劇団のベテラン女優根岸宮子さんと駅近くの居酒屋で歓談。根岸さんのプライベートに触れることだが、怖い話をきいた。「そういうこともあるのか」と驚いた。
枠だけ借りて、書いてみたい気持ちに駆られた。
それにしても、根岸さんは73歳になるというのに、ちゃきちゃきの江戸っ子の趣を残していて元気だ。
東京芸術座のために、なにか書いてみたい気持ちが少々わいた。
遅れている原稿の執筆は、午前中と午後、5時間ほどした。それで一日は終わる。