届く言葉1
2005年 04月 10日
終日、仕事。
心に「届く言葉」というものがある。
見つけたときに随時、掲載していきたい。
★「私の人生は楽すぎる。楽すぎると、自分の力はなくなります。非常になまけ者になります。私は死んだ生き方をしたくない。だから、もう少し自分に厳しくやろうと思っている。そのためにはヨットがいいんです。自然とのたたかいですから。いずれ、船を買って、そこに住みます。
船は非常にコンパクトな町みたいです。バッテリーはソーラーパネル。それに、ウインドウ・ジェネレーター。マイクロ・シティ。それを守って、全部の装置をちゃんと動くようにするため、毎日働かなきゃいけない。メインテナンスなんかも必要だし、自然を相手に毎日やるべきことが一杯ある。それで、人生が強くなるんです。エネルギーがでるんです。楽すぎる生活をすると、人間が死んでしまう」
(『やっぱりヘンなニッポン』(双葉社刊)
以前、ぼくが書いたノンフィクションの取材で、ウルグアイからきて日本に住んでいる「武闘家」スイス・カストロさんから聞いた言葉である。
カストロさんは日本人以上に日本人らしさをもち、一茶に傾倒していた。尺八を手作りの尺八で吹く。確乎した「自分」をもっており、「世捨て人」のような存在でもあるが、極めて魅力にとむ人だった。他にもいくつも心に届く言葉をはいていた。
イギリスへいってヨットを買ってそこを住まいにするのだと語っていたが、その後、連絡をとっていないので、どうしているかわからない。