インターネット新聞
2005年 04月 20日
ライブドアとフジテレビの「争い」は一件落着とのこと。資金切れのため、ホリエモンが妥協して、資金の回収のほうに動いたということか。テレビとインターネットの融合を云々していたが、結局、金融ブローカーと同じことをやって、多額の現金を懐にしただけであった……という印象をぬぐえない。このままで終わるかどうか、わからないが……。
(写真は、過日、行った赤羽駅前)
本日、ニュース23で、韓国のインターネット新聞のことを報道していた。3万6000人もの「市民記者」が送ってくる記事で成り立っている新しいタイプのジャーナリズムで、韓国の世論形成に相当の影響をあたえつつある。専従の編集員が数十人いて、集まってくる玉石混淆の記事を精査して、信頼性を高める努力もしているようだ。
最近は黒字になっているという。
ボランティアだけでやるのでは限度がある。専従の要員がないと、大きく発展はしない。韓国では「寄付」が大きな比重をしめているとのこと。
個人が情報を発することができるインターネットの利点を利用したジャーナリズムで、もちろんマイナス面もあるが、プラス面を積極的に評価したい。
日本にも同様のインターネット新聞はあるが、まだ影響力は小さい。ぼくも、もう少し若かったら、インターネットを通じて新しい試みをするのだが、残された時間が少ないので、こつこつとものを書いていく以外に手をのばす余裕はない。
ただ、この種の試みをやろうとする意欲あふれた人と組めば、何かをやれるかもしれない。
発信したい「情報」はいろいろもっているので、発信する「メディア」、つまりパイプをつくる人と協力することなら可能である。
多少、長く生きてきて、好奇心旺盛なので、少々の知恵はだせる。
現在とりかかっている原稿が完成したあと、インターネット方面に詳しく、かつ、意欲ある人と会ってみようかと考えている。心当たりの人がいないこともない。
とにかく、閉塞感の漂う社会に、なんらかの「風穴」をあけたいものだ。