コラム


by katorishu
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綿井健陽のドキュメンタリー映画

 5月4日(水)
 仕事の合間に新宿に出てKs Cinemaで上映されている「Little Birds」を見る。
 ビデオジャーナリストの綿井健陽氏がイラク取材で撮った膨大なビデオを編集して2時間弱のドキュメンタリーに仕上げたもの。
 戦争によって、普通の家族、子供たちがどう傷ついていくかを追った労作で、大手のマスコミにいる「ジャーナリスト」には出来ない作業だ。(写真は新宿駅中央口前の洋品店)。
綿井健陽のドキュメンタリー映画_b0028235_13543668.jpg若い御客の中からすすり泣きの声も聞こえた。戦争というものの持つ非情さ、非人間的部分が爆弾によって傷ついた人々の映像の中から浮き彫りになる。イラク戦争とは一体何であるのか、大国の横暴、傲慢さの結果、傷つくのはいつも弱い者……という無言のメッセージが強く伝わってくる。
 この映画館の入っているビルは新宿駅中央口の近くにあり、昔「昭和館」といって、ポルノ映画などを上映したところだ。時代の流れを改めて感じた。
 この映画評は、近々、ぼくのホームページほかに、掲載する予定です。
by katorishu | 2005-05-05 14:03