あきれたテレビ局員
2005年 05月 12日
日本放送作家協会の事務局で、放送を考える委員会の集まり。7月に「これでいいのかテレビ」(仮題)のシンポジウムを開くが、その準備。
「公共放送」といわれているテレビの問題点について、根底から考えてみようという企画で、第一部ばNHK問題、第二部が民放の問題。学者やジャーナリストの出席もお願いし、ぼくもパネラーの一人として参加することになる。
終わって、某制作会社の2人のプロデューサー氏と打ち合わせ。テレビドラマの企画に関して、話し合う。ひところ制作会社は100近くあったが、最近減って50から7,80ではないかとのこと。企画を通すことの苦労話等々……。
さらに韓国料理屋で、まっこりを飲みながら歓談。テレビ関係者に共通のことだが、歓談では本音がでて、面白いエピソードが語られる。先の放送を考える委員会でも、歓談では興味深い話が出るのだが……。公にすることははばかられることも多い。
TBSのホームページに、部長が新聞からコラムを何本も盗用している事実が暴露された。その部長氏は当初、自分の「犯行」を隠すため外部のフリーライター氏に頼んで彼が書いたことにし、当初の発表ではそのフリーライター氏との契約を打ち切った……などとTBSは記者会見で発表していた。ところが、じつは責任者の部長が自ら盗用を繰り返していたとのこと。
ここまで腐敗堕落してしまったのか、と驚きあきれる。ネタがなくなって盗用したうえ、その罪を他人に転嫁するなど、人間性を疑う。こんな人間が部長として高給をはんでいるテレビ局。
彼があくまで例外中の例外と思いたいが……。じつに情けない。