僕も執筆に少し関わっている「戦争 ラジオ 記憶」の増補版、上海で翻訳出版

2018-01-18

「戦争 ラジオ 記憶」(勉誠出版)の増補版が上海で翻訳出版される。600ページにおよぶ分厚い本で、僕も執筆者の一人に名をつらねています。



昭和はラジオから始まったんだなと改めて思う。定価6800円と高いですが、メディアが戦争とどう関わったか、興味深い論や資料満載です。

内幸町にあったNHK(旧放送会館)。あの建物のことを知る人も少なくなった。GHQの民間情報局が一角を占めていて検閲の元締めであった。

一時期、民間情報局の入っていた部屋で仕事をしていたなどというと、「昭和の化石」かと言われそうですが。あの放送会館は格調のある建物でした。

あの時代のことを記録としてもっと残しておかないといけないと思うのだが。

ちなみに、あの杉原千畝さんも、外務省をクビになった後、一時期、この建物の中で働いていたのですよ。流布されている「美談」とは別のものもあるのですが、真相を知る人は、とっくの昔に鬼籍に入られてしまった。

歴史の闇に沈むまえに、もう少し突っ込んで聞いておけばよかったと、今にして思う。


by katorishu | 2018-01-18 00:45 | 新聞・出版