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イタリア文学の巨匠にして背徳の作家アルベルト・モラヴィアの短編は面白い。

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2018-02-2
本が溢れかえっていて足の踏み場もない状態なので少し整理をしようと本の仕分けを始めた。廃棄処分の方に愛着のある本も放り込むことになる。一瞬迷ったものの中にあったのが、写真のアルベルト・モラヴィアの短編集「海辺のあいびき」。
1編が10枚から20枚ほどの掌編小説だ。
背徳の作家、モラヴィア。子供の時、大病を患い満足に学校教育を受けていない。処女作は「無関心な人々」。17歳のときに書きはじめ1928年21歳で完成。
原稿を持ち込んだ全ての出版社から断られた。父親の援助で自費出版に近い形で小さな出版社から出したところ、注目され「現代イタリア文学最高の成果」との評価を受けた。
ローマのブルジョワ家庭の頽廃とモラルの崩壊を描いたもので、やがてファシズム政権に睨まれ発禁処分に。
戦後も、背徳性のためローマ法王から批判されるなど、「アンチモラル」を根底に宿して書いた。
ブリジッド・バルドー主演の「軽蔑」など映画化された作品もある。
読んでいて短編を書きたくなった。少々アンチモラルの。小説は多彩で面白い。

by katorishu | 2018-02-02 14:40 | 映画演劇