

2018-04-11
過日、東中野のレパートリーシアターKAZEで 。チャウシェスク政権のルーマニアから逃れてパリに亡命したマテイ・ヴィスニュックの脚本。演出は江原早哉香。
台詞と台詞のぶつかり合いはほとんどなく、多くは、あの世とこの世の登場人物の静かな語りとモノローグで構成される。不思議な空気に満ちた異色の舞台だ。
戦争で国を追われた人たちの苦悩と救済を描く。久々に深みのある新劇らしい芝居を見た。感銘を受けたが、2時間はやや長い。もう少しテンポアップして100 分ほどにすれば、なおよかったと思う。
NHKの舞台中継が入っていて旧知のPと立ち話。6月初旬のEテレで放送予定とか。