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カンヌ映画祭大賞の「ザ・スクエア」を見た。傑作の一語。

2018-05-05
ゴールデン・ウイークと言っても、毎日が日曜日でもあり労働日でもあるので、特に変わった行動をしない。舞台と展覧会と映画を見る他は、読書、資料読み、執筆くらいか。あとは自転車。BUNKAMURAで見た映画は収穫。去年のカンヌ映画祭の大賞受賞作「ザ・スクエア:思いやりの領域」だ。スエーデンの若手監督、リューベン・オストルンドの脚本、監督。
美術館のキューレイターが新しい試みに挑むことで生じる騒動を、毒のある知的ユーモアでまぶし、最後まで引っ張る。
シンボリックな描写で人間存在の面妖さや、救いのない格差や差別に迫る。紳士淑女の食事会に登場するゴリラの真似をする半裸の男の、怖くて笑えて粛然となる描写には脱帽。この長いシーンは映画史に残るであろう傑作シーンだ。大胆な省略も心地よい。実験作でもあり、笑えるエンターテイメントでもある。執筆中の映画がらみの小説について多くの示唆を得た。
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by katorishu | 2018-05-05 10:32 | 映画演劇