「戦後国際秩序の終わり」(千野境子著)は興味深い論考
2018年 10月 22日
学生時代からの友人の千野境子さんの最新刊です。学生時代の友人には新聞、テレビ等のマスコミに行った人が多いのですが、今も「現役」で仕事をしているのは僕と千野さんぐらいになってしまった。往事茫々。
千野さんは、かなりアバウトでいい加減な僕などと違って真面目な優等生で、産経新聞入社後、フルブライト留学生としてアメリカに留学後、アジアを中心に特派員として活躍。女性初の外信部長を経て女性初の論説委員長になり、主にアジア関係と文化関係を中心に健筆をふるい著書も多い。
産経というと「右」と言われるが、僕は彼女と会っていて意見に違和感を覚えたことはない。産経の仇敵に見られている朝日新聞のWEBRONZAと産経の夕刊フジに執筆している(いずれも文化、芸能関係)ので、「へんなやつ」と見る向きもあるやに聞いてますが、人間を色分けするのは嫌ですね。年末、「戦後国際秩序の終わり」をダシに飲み屋で若い時のように彼女と率直な意見交換をするのが今から楽しみ。