2019-03-03
映画『グリーンブック』を見た。
今期、第91回アカデミー賞授賞作で、作品、脚本、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)を受賞した作品。脚本、演出とも一級品。
公開初日であり、品川Tジョイは、珍しくほぼ満席。
【1962年、黒人ピアニストのドク・シャーリー(アリ)は、粗野だが人のいいイタリア系の白人トニー・リップ(ヴイゴ・モーテンセン)を運転手兼用心棒として雇う。2人は、黒人専用の旅のガイドブック=グリーンブックを頼りに、人種差別が色濃く残る南部へとコンサートツアーに出る】
実在の天才ピアニストとそのマネージャーがモデル。
1962年は米ソが核戦争の一歩手前まで行った年。翌年、ケネディ大統領が暗殺され、その翌年、東京オリンピック。僕の大学生時代とかさなることもあり、興味深く見た。
コメディの要素を取り入れ、人種差別問題に切り込んでいく、その手法は鮮やか。プロの芸を見せてくれる。
安易なところで妥協しないで、こういう映画を作らないと。
言うは易し創るは難しであるが。