チバリヨ顔合わせ
2005年 06月 20日
大宮でハンセン病ミュージック・ドラマ「チバリヨ」の稽古。ぼくは歌い手や子供たちと、初顔合わせ。今回は台本のほか演出(共同演出)もやっている。もちろん、音楽のある舞台の演出など初めてである。「無知故のなんとか」で、専門家とはまた違った味わいの作品にしたい。
久しぶりに大宮に足を運んだが、見違えるように変貌していた。
出演者がまだ全員そろわず、音楽も一部作曲が未完成の部分はあるが、前回に比べ、ドラマ部分を増やし、夾雑物を落とし、「感動」を心がけて改稿したので、その成果はあると思った。
合唱も音大の声楽科を出たひとなど、それなりに歌える人で編成。700人以上の御客が入る、近代的設備の整った「さいたま芸術劇場」でやるので、張り切らざるを得ない。資金がないので、いかに少ないお金で、いかに大きな効果をあげるかを、心がけるつもりだ。稽古の時間は圧倒的に少ないが、そんなハンディをはねつける力強く、心に響く舞台になる予感を覚えた。