コラム


by katorishu
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浜口竜介監督脚本の「偶然と想像」は見応えのある傑作。

20220330渋谷で映画「偶然と想像」を見た。「ドライブ・マイ・カー」で米国アカデミー賞の国際長編映画賞をとった浜口隆介の監督・脚本。30〜40分ほどの短編映画3本よりなる。以前、「私生活」(1編20分・計5本)や地方シリーズドラマ5本(1編20分・いずれもNHK制作)の脚本を書いたことがある他、小説でも短編が好きで何冊か短編小説集を出しているので、短編ときくと興味津々。日比谷まで足を運んだ。初めの1本、出だしのタクシーの中が長く、やや退屈したが――次のシーンにかわってから引き込まれた。3作に共通するのは1対1の会話劇である。役者や演出もいいのだろうが、とにかく絶妙なトーンの台詞の掛け合いのうまさには、正直いって驚いた。コロナ禍で今年は映画館に行く機会が減っているが、ボクの中で「偶然と想像」は今年見た映画の中でベスト1。おすすめの1作です。 渋谷のルシネマでやってます。
浜口竜介監督脚本の「偶然と想像」は見応えのある傑作。_b0028235_06331531.jpeg

by katorishu | 2022-04-01 06:34 | 映画演劇