映画の投資ファンドの可能性
2005年 07月 14日
代々木のオリンピック青少年総合センターで行われた文化庁主催の「コンテンツ流通促進シンポジウム」に顔を出す。
「日本映画は、ハリウッド映画並の大作をつくれるのか?」~外部資金の活用を考える~というタイトルのシンポジウム。投資ファンドなどの積極的活用などで隆盛の韓国映画に刺激され、日本でもそんな動きがひろがってきている。
韓国映画が隆盛になったのは、記録的ヒット作の「シュリ」が機縁になっている。その後の韓国映画の実情について、興味深い話もでた。40代の参加者が多いようだった。
現在の日本映画の配給、流通システムや製作システムに、いろいろ疑問点もあるので、敢えて参加した。日本映画の現状分析や、投資ファンドでの資金集めの可能性など、投資専門家などのパネラーをまじえて3時間半ほど。
参加者の3分の2は「投資家」かもしれない。ぼくには縁のない人たちだが、こういう人たちと提携しないことには、作品をつくれない。
制作関係者も多く、みんな真剣な表情で聞き入っていた。とにかく、映画も現状を変えて、活性化したいもの。ぼく自身、映画化したい素材がいくつもあり、実現のためこういう投資家たちも視野にいれて資金を集めることも、考えはじめている。