占星術の世界
2005年 10月 02日
まだ引っ越しの整理がつかず、リビングなど段ボール箱の山。時間をかけて整理するほかはない。ただ、面白いもので、段ボール箱を整理していると、こんな本があったとか、こんな資料、メモがあったかと発見がいろいろあり、脳が刺激され、新しい構想が生まれる。
1冊の文庫本のなかに「小宇宙」がある。やはり言語の発見、発明が文明の進歩に結びついたのでは……と改めて思う。
「占星術の世界」(山内雅夫著、中公文庫)を面白く読んでいる。比較的若い女性向きの書き下ろし小説のための(予定)の資料として読んでいるのだが、占星術の成り立ちから記した大著。
著者の山内雅夫氏は昭和6年生まれ、元HNKのディレクターとのこと。本の書き出しは「はじめに言(ことば)ありき」。占星術が誕生してから1万年ほどがたつとのことで、著者によれば、占星術、オカルトが科学との別種の宇宙の体系を探求しているとする。
こうした「占い」にはまった女性の恋愛問題を軸に書いてみたい。某社から出る予定の文庫書き下ろし小説シリーズのひとつと考えている。ペンネームを使う予定。
肉体を使ったのか、このところ不眠とは無縁の生活で案外よく眠れる。
しかし、目の酷使で眼精疲労は相当なもの。肉体の限界に挑むマラソン選手ではないが、脳の限界に挑んでみたい気持ちがある。加齢とともに記憶力が鈍化しているので、一層、脳のことが意識されるのかもしれない。
解剖学者の養老孟氏の著書なども買い込んで、ぼくなりに探求を深めたいもの。
近く執筆を開始するノンフィクションの資料読みなどで、一日はすぐに終わってしまう。
転居通知などもまだ出していない。メールで何人かに、メッセージをつけて送信した。
昭和の妖怪といわれた元首相が有名な言葉を吐いている。「長生きするには、不義理をすることだ」と。義理堅い、生真面目な人間は早死にするということのようだ。