天王洲アイルまで散歩
2005年 10月 23日
10時起床。日曜日は正午から24時間、恒例のハンスト。朝食を兼ねた昼食後、寝床で中国満州関係の本を読んでいるうち睡魔に襲われ3時間ほど眠ってしまった。妙に現実的な夢を見て目覚める。
一息ついて、 カミサンと天王洲アイル方面に散策。案外近く10分ほどでいける。高層ビル群の間に公園があり、整えられた野球場などがある。「トレンディドラマ」に出てきそうな天王洲アイルは運河に面しており、「時代の先端」をいっているのだろう。アメリカだなとまず感じた。ニューヨークあたりのアメリカの大都会を見事真似ている。
若い人が多い「人口都市」。メカニックで清潔で、美しくないことはない。そこから7,8分歩くと旧東海道の品川宿。こちらはぐっと庶民的な旧来の東京で、途端に老人が多くなる。老若男女とりどりで、これも悪くないと思った。
ポランスキーの古い映画「チャイナタウン」をDVDで見るが、もうひとつ面白くなく途中でやめる。やはり本にはかなわない。本棚から目についた司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの「モンゴル」編や『ドイツの悲劇』(マイネッケ)などを取り出し、拾い読み。ヒトラー政権が誕生するにあたって「大衆の欲望」が後押ししたことを論理的に社会学的に論考したもの。
放送作家協会のホームページに載せるかなり長い原稿の校正ほか、いくつかの懸案の原稿を数時間、執筆。メールのやりとり。それで一日は終わる。新聞はざっと拾い読み。テレビは見ない。