コラム


by katorishu
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

定期健康診断

 10月25日(火)。
 年に一回の健康診断。「文藝美術健康保険」というところに入っており、10月に「定期健康診断」がある。希望者は無料で受けられる。ひところから毎年受けることにした。
 今年から場所が芝の大門の近くにあるクリニックにかわった。広々としていて明るい。採血、採尿、眼底検査、血圧、レントゲン検査など健康診断の「定番」メニューで、最後に「問診」がある。
 血圧は正常で、中性脂肪も少なく、これまで特に問題はなかった。その後、不眠と眼精疲労などをのぞけば、自覚症状なども特にないので、健康に関しては、このままの食生活を維持していくのがよいようだ。

 日本人の食生活は昭和39年、東京オリンピックのころのものが一番理想的と去年、受診したとき、問診のドクターが話していた。若いころから肉類はあまりとらず「老人食」などといわれており、今もその延長にある。
 根菜類が主で、どちらかといえば「粗食」。玄米もよく食べる。運動はもっか何もやっていない。重い鞄をもってなるべく歩くようにしている程度。

 特に長生きをしても、仕方がないと思うが、生きている間は、自由に動きまわり、自由にものを考え、自由に書きたいもの。ひとの世話や厄介になる「寝たきり状態」などは避けたいものだが、交通事故や自然災害もあるし、明日はどうなるかわからない。
 そろそろ東京に大地震がきてもおかしくはない。そのときの備えなども、全然していない。「神の思し召し」とでも思うしかない。 

 芝の港区図書館で中国関連の図書を3冊借りる。読むべき本が多く、本日も結局、テレビは見なかった。もっとも寝床でイヤホンつきの携帯ラジオでテレビのニュースなどを30分ほど「聞いて」はいるが。
 戦前の日本統治時期、台湾と韓国ののハンセン病療養所に強制収容された入所者計142人が、ハンセン病補償法に基づく補償を求めた二つの訴訟の判決が東京地裁であり、台湾訴訟と韓国訴訟で、両極端の判決がでた。
 ぼくの関心をひいたのは、その問題とTBSと楽天の問題程度。自民圧勝以来、どうも政治に対して「虚無感」「無力感」がぼくの中に生まれている。「どうともなれ」という気分を多くの日本人が内心もっているのではないか。それでも、とにかく生きているのだが。この手応えのなさは、ぼくだけの「個人的な」気分なのだろうか。
by katorishu | 2005-10-26 02:15