慶応大学の意欲ある学生たち
2005年 11月 30日
慶応大学の学生が演じる永井荷風の戯曲『異郷の恋』のリハーサルを見に行く。友人の文藝評論家末延氏が慶応でこの春より特別講座で教えて生徒が手がけるもの。
森田ふえこというなかなかファイトあふれる女学生で、荷風の戯曲をそのままは上演しにくいので、彼女が脚色し、演出もかねる。
ぼくはアドバイザーとしていろいろと意見をいう立場。
プロのぼくから見れば、いろいろ欠点もあるが、予想していたより面白くなりそうだ。12月2日(金)に慶応大学日吉校舎の来訪舎のホールで18時15分より上演される。入場料は無料。
最近の若者は覇気がないといわれるが、少数ながら、意欲的に対象にむかってチャレンジしていく若者もいる。
そんな若者に引っ張られ、一人でも多くの若者が、現状を変革するため、エネルギーを発揮してほしいものだ。活力を失った社会は、衰亡する運命にある。
いずれ衰亡するのだが、衰亡の速度をできるだけ遅くさせたほうがいいに決まっている。