ピロリ菌と無保険医療
2005年 12月 16日
過日の検査で胃のピロリ菌が陽性とのことなので、これを「退治」することにした。抗生物資を1日、朝晩2回、一週間続けて飲むのである。
それで除去されたか再検査をする。
自覚症状は何もないのだが、慢性胃炎から胃癌などにもなりやすいと医師にいわれたので、実施した。胃潰瘍などがなく、検査は別のところでやったので、「無保険」であるという。
薬局では「おかしいですね。保険で出来るはずですが」といっていた。しかし、もう処方箋などをもらってしまったので、そのまま払う。「高額医療の対象になります」と薬剤師。
医療の保険と、無保険の違いが、わかりにくい。歯医者などでもよく「保険で治しますか」「無保険でやりますか」などといわれる。
無保険のほうが「高度の処置」をしてくれとかで材料も違うが、何十万もかかる。ひところは百万円単位でとられた。
以前、ある歯医者で「領収書なしだったら、30万でやる」などといわれたこともある。その歯医者では「ずいぶん、割り引いたつもり」なのだろうが、「高い」と思った。
お上に「保護され」「守られた」一部の職業では、この種のことが多い。
その点で「自由主義市場経済」は、今のところ、正しいのだが。今のままのシステムだと、もっとも弱い「下請け」や「個人営業」「フリーランス」などにしわ寄せがいき勝ちだ。