発熱
2006年 01月 16日
数日前から38度前後の発熱。単なる風邪なのか流感なのか。そんな中、前からの予定で金土と外出しいずれも帰りが遅かったため悪化させてしまったようで、今、辛い時間を過ごしている。つきあいのよさは、相変わらずだ。
「昭和の妖怪」といわれた岸信介元首相は、長生きの秘訣を問われて「義理を欠くことだ」と答えた。
昨日はシアターサンモールでの「ああのんきだね」を見にいく。路傍の禅坊主といわれた添田唖禅坊の生き方を描いた作品。「遊人塾」の制作。代表の住吉正博さんが唖禅坊で主演していることと、島田果枝さんが遊女役で出ているので見にいった。
二人とも以前、ぼくの作演出の「メアリーという名の姉」に夫婦役で出ていた。
住吉さんは当時から糖尿病が悪化し、インシュリンを打っており痛々しかったが、それから数年後、主役で出るというので、どう頑張るのか、その点でも期待があった。
のんき節やまっくろけのけという歌を数多く舞台中で披露し、本人も相当疲労したのではないか。作品全体の印象となると、人と人とのからみあいの台詞が弱く、エピソードが並列的という印象を受けた。説明台詞も多かったのは、少々残念であった。終わって知り合いの役者数人と近くで軽く飲んだが、みんな同じ感想であった。
それより、熱発でかなり辛い状態だった。ビールをコップに一杯のほか、もっぱら湯を飲んでいた。帰宅して倒れるように床に。
これほど本格的な風邪をひいたのは何年ぶりだろうか。体力が衰えている証拠かもしれない。