ブログの登録数、868万人
2006年 04月 14日
■ブログの登録者数が、この3月末で868万人になったという。総務省の発表だが、この半年で約83%増加した。
日々、書き込んでいていうのもアレだが、少々恥ずかしい気もしてきた。もちろん、一日に起きたことのごく一部を記しているだけで、誰が読んでいるかわからないので、多くは「さしさわりのないこと」を記しているのだが。それでも、心覚えにはなる。5年、10年たったとき、そうか、あのころは、あんなことを無責任に考えていたのか……等々。
■800万を超える人が、「日記」を公開しているというのは、少々気味の悪いことではある。インターネットと携帯電話が一般に普及してから10年に満たないが、人と人とのコミュニュケーションの形が大きく変わってしまった。
以前は帰宅すると、留守電が入っていたのだが、最近は稀である。留守電だって、80年代に入ってから普及したものである。
最近は、仕事の連絡などもメールが大半である。確かに便利にはなったが、果たして良いことなのかどうか。
視覚と聴覚の「2感」だけのコミュニュケーションが過剰に発達することが、人の脳にどういう影響をおよぼすか。素人考えだが、よくない方向に作用する恐れがなきにしもあらずである。
ぼくの周囲には依然として、パソコンをまったく使わない人がかなりの数存在するが、その人たちと「見えている」世界が少々ちがってきていることも、ありうることである。
正しいのは、恐らく「(パソコンを)使わない人」の皮膚感覚ではないのか。