コラム


by katorishu
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「旅と湯と風」

 10月5日(火)。
 梅雨のような雨が続く。今年ほど天候不順な年も珍しい。たたちに温暖化の影響であると結びつけることはできないかもしれないが、地下資源の大量消費とまったく関係がないと言い切れるのかどうか。
 一日中、執筆。10数時間、パソコンに向かい、目がしょぼしょぼ。中身は、いろいろ……。
 渋谷で某製作会社プロデューサーTさんと小一時間打ち合わせ。
 なべて事もなし。
 「旅と湯と風」というユニークな文芸同人誌を身銭を切って発行している中村伸郎さんから、「なんでもいいから、エッセーを書いてくれませんか」という電話。一週間くらいの期限で、枚数は20枚でも30枚でもいい……。中村さんからは、こういう形で依頼を受けることが多い。掲載に値する作品が集まらないのだという。「しょうもない作品ばかり」が中村さんの口癖。それでいて30年もの間、身銭をきって年四回、文芸誌を発行しつづけている。

 中村さんは僧侶である。以前は比較的大きな寺にいたのだが「官僚的組織」に反発し、今は「無教会」ならぬ「無寺」の僧として、少数の信者への説教等の活動をする一方で、「旅と湯と風」の発行に情熱を燃やしている。
 反骨の人である。「太った豚」とは対極の人。
 ぼくは数十年のおつきあいで、ときどき、原稿を頼まれ、急遽執筆して載せてもらう。
 会員制で、年会費が3000円。それで年4回発行の雑誌を送ってもらえ、掲載する資格ができる。掲載作には、わずかとはいえ「御礼」をさしあげる「第三の雑誌」とのこと。
 
 興味をお持ちの方は、以下に問い合わせるか、ないし郵便振り込みで申し込んでください。「商業誌」にはない、「志」が見えるはずです。

〒123-0843
 東京都足立区西新井 1-7-4-103
 編集工房「旅と湯と風」

 電話03-3880-0663
 振り替え郵便口座 01120-2-7669

 
by katorishu | 2004-10-06 01:40