祝、制作会社「花三」の船出!
2006年 06月 25日
■14時半より17時半までシナリオ義塾の講義。受講生は最近減っているようで、本日は女性が二人。一人は女医で、一人はテレビ制作会社勤め。雑談風に話をすすめ、シナリオを書く意味や、特性、どうしたら人の心を打つものが書けるか……等々。基礎コースなので、わかりやすく説明。
書かねばならない原稿等があるのだが、品川駅構内の本屋で目についた『自壊する帝国』(佐藤優著)と『ネットがテレビを飲み込む日』を買い、コーヒー店にはいり拾い読み。いずれも面白く、さらに読み進むのが愉しみだ。
■NHKをこの春、退職した大森青児氏が大阪でテレビ制作会社「花三」を設立したとの案内状がきた。「私生活」で一緒に仕事をした。酒好き、話好き、人好きで、つきあいの範囲が広く、面白い数々のドラマを手がけ、「現場」にこだわった人だ。豊富な人脈とドラマ演出の実績をもとに設立したに違いない。
噂には聞いていたが、決断したのですね、大森さん。現在、制作会社は過剰気味で、経営はそう簡単ではないと思いますが、成功して欲しいものです。
このブログを時々読んでいるとのことですが、この場で「設立おめでとう。良い番組をつくり関西に花三ありの気概を!」とエールを送らせていただきます。
■定年後は遊んで暮らすという人がいるが、今の60歳前後は昔でいえば8掛け、つまり48歳というところである。意欲ある人は社会で活躍をし、次世代に「良き伝統」をバトンタッチしていって欲しいものだ。
遊んで楽をして暮らしていると、かなりの確率で脳の劣化が進む。人はなんらかの形で社会とかかわって生きたほうがいい。来年から続々と「団塊の世代」が退職していくが、彼等の抜けた穴がうまく埋められるかどうか。「世代間ギャップ」は埋まるどころか、ますます開いているようなので、まずはギャップを埋める努力をして欲しいものだ。