ワールドサッカー、ブラジル、ロナウドの妙技
2006年 06月 28日
■ワールドサッカーのブラジル・ガーナ戦は最初から最後までテレビで見た。とくにロナウドのボールに食らいついていく姿は逸品であり、色気さえある。8年前から注目していた。今回太り気味なので、だいじょうぶかなと思っていたのだが、日本戦につづきさすがという貫禄を示し、ゴール記録を更新した。
ブラジルチームが勝ち進んでいくと、最後まで見ることになりそう。サッカーこそハングリースポーツの最たるものである。貧しい南米の国が強いというのも小気味よい。
■ヨーロッパ勢が圧倒的強みを発揮しているが、ブラジル、アルゼンチンに頑張ってもらいたい。ガーナとブラジルがつぶしあったのは残念だった。ガーナも中盤では攻勢をかけ健闘した。イギリスあたりと戦っていれば、あるいは勝機があったかもしれない。
今回の大会で優勝するのは、まずブラジル、それと開催国のドイツ、ベテランのジタンがいるフランスあたりか。決勝トーナメントにアメリカ、ロシア、中国などの世界の「強国」「大国」の姿のないのは興味深い。いずれも軍事大国である。
■気温が30度をこえ、蒸し暑い一日だった。喫茶店などに入ると、どこもクーラーが冷えすぎている。オフィスビルなども多くは冷えすぎなのだろう。真夏に体を冷やしすぎて風邪をひくなど、ひと昔前はブラック・ジョークであったのだが、それが日常になっている。冷やしすぎはエネルギーの浪費である。店の中で働く人の体感に温度をあわせているからなのだろう。確かに店の人は常に体を動かしているので、それほど冷え切っていない。
客商売なのに、客のことを考えていないのである。あるいは、ぼくのような長居する客対策で冷えすぎにしているのかもしれないが、冷やしすぎは環境にも悪いし、心してもらいたい。
■本日は大井町まで歩き、コーヒー店で4時間ほど、カフェラテを2杯飲んで仕事をした。
さらに別の1軒で1時間半ほど、計5時間半、外で仕事。ゲラの校正で終わってしまった。
美容整形医師の娘さんが誘拐された事件がテレビなどで大々的に報道されている。母親が年間所得12億とかいう「金持ち」で渋谷の一等地に住み、テレビなどで「リッチ」を強調する番組に出ていたことで、ことさら取り上げるのだろう。
犯人はテレビで「金持ち」と知って娘を誘拐したと話しているという。
■母親が画面にでてきたが、人工整形女性の典型である。被害者側なので悪くいいたくはないが、高い料金をとってこういうのを「美」だとして喧伝しているのだろう。
彼女が出ている以前のテレビ画面が流されたが、自分がいかに娘思いで、良い家に住みリッチな生活を送り、娘にも贅沢をさせているかを誇っており……見ていて反吐が出そうになった。
■腹の脂肪吸い取りで、1回100万円をとり、1時間ですむから「わたしの時間給は100万」などと話していた。ブティックにいって、かかっている衣類を指さし「ここからここまでまとめて買うわ」などといっており、季節が変わると衣服は全部捨てて、新しく買い換える……などといっていた。下品も極まれりという感じである。
意外に思うかもしれないが、その人の品性や教養、生き方などは、じつに率直に「声」に出るものである。母親の声を聞いて、いやだなと思った。こういう親を持つ子供は可哀想である。