コラム


by katorishu
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池袋には若者のエネルギーがあふれていた 

7月1日(土)
■早くも半年が経過した。毎度思うことだが、時間の経過が早すぎる。予定していたことが遅々として進まず時間だけが徒に流れていくと感じている。
 久しぶりに池袋にいった。駅を降り気づいたことは、若者の数の多さだった。少子化が続いているが、池袋に関しては少子化など、どこの国の話かと思えるほどだ。土曜ということもあったのか、久々に若さの良さを感じ取れた。

■以前はよく足を運んだ町なので、懐旧をそそられるものもあった。他の盛り場にはない独自の雰囲気をもった街に育っていって欲しいものだ。
 老舗の浅草や銀座は、圧倒的に中高年が多い。地方の盛り場も同じようなものだろう。常に若さが付け加わらないと、街は疲弊し、文化も後退してしまう。
 申し訳ないが、物物物で生きてきた今の中高年層に「創り手」としてはあらたな期待はかけられない。お客として劇場にもっと足を運んで欲しいと願いたい。お客というパトロンなしには文化は花咲かない。

■池袋にいったのは、ミュージカルを見るためだった。シアター・グリーンでの劇団LIAS」の『カラス』という公演。中国が舞台で七夕伝説に材をとったファンタジーである。劇団を結成して1年足らずで、20代半ばの若者が中心の劇団である。照明の松村氏が顧問格で、彼の関係で見に行った。まだ学生演劇に毛のはえた水準といわざるを得ない。
 しかし、若いので伸びる素地はある。来年、この劇団のために脚本を書くようなことを、過日、松村氏とお会いしたとき話した。「これから」という若者と一緒に創っていくのも面白いと思った。作曲の如安さんも一緒だった。「今度やる場合は、しっかりしたプロデューサーをつけなければ」というぼくの意見に二人とも同意してくれた。
 やはり司令塔兼雑務処理係がいないと、事は円滑にすすまない。

■本日はワールドサッカー、本命のブラジルが登場する。午前3時半からの試合のようだが、このまま起きて見ることになる。明日は午前中に起きなければならないのだが、ブラジル戦とあっては睡眠不足も致し方ない。
by katorishu | 2006-07-02 01:30