四谷の土佐料理
2006年 07月 05日
■脳の記憶の問題で、問題だなと自分自身について思ったことがある。昨日、渋谷・桜ヶ丘にあるルノアールでパソコンで原稿書きをしていた。最近、この店では一部の席で電気のコンセントにつなぐサービスをやっていて、携帯パソコンの電源を得ることができる。昨日、はじめて店のコンセントにつないだのだが、外の喫茶店でそうしたことは初めての経験だった。
仕事をしながら、このままコンセントを忘れていく人がいるだろうなと思ったりしたのだが、当の自分がコンセントを忘れて帰ってしまった。夜も更けてコンセントがないことに気づいた。
■で、本日、渋谷まで足を運ぶことになった。記憶力は比較的よいほうであったのだが、この種の忘れ物が多くなっている。若年ではないので、若年性アルツハイマーということではないのだろうが、少々危惧すべきことである。
■夜、役者の川島氏と四谷近くの土佐料理の店で飲む。初老の店主が川島氏の縁戚にあたる人で、実に話題が豊富。「香取さんがシナリオを書く上で参考になる話が一杯ありますよ」と川島氏はいい、連れていってくれたのだった。
噂にたがわず、極めて面白い土佐周辺の話を聞いた。店の客は高知県人が多いようで、いつぞや三軒茶屋であった童謡や朗読を専門にしている女性にも会った。彼女は去年ぼくが作演出をした埼玉芸術劇場での「チバリヨ」の公演も見てくれたとのこと。あのミュージカルで歌った歌を覚えていて、出だしを唄ってくれた。こういう出会いは楽しい。川島氏は9月に水俣病について石牟道子氏が書いた「苦海浄土」を和光大学で上演するとのこと。一人芝居とのこと。公演が近づいたら、場所等詳しいことをこのブログ上に載せます。