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今必要なのは「数字(カネ)」以外の物差し

 7月19日(水)
■本日も雨で湿度が高く鬱陶しい。睡眠不足のまま電車を乗り継ぎ、北千住へ。脚本アーカイブズの会議。赤字財政の折、行政はお金を出さないし、かといって民間も「文化」にはなかなか財布の紐をゆるめない。で、資金面で、かなり苦しい状況にあり、どう打開するかを話し合った。全員がボランティアで関わっており、給料をもらって働いている人と違うので、大変さも倍増する。
 片手間では出来ない状況にきているのだが……。むずかしい問題である。

■北朝鮮のミサイル問題などで、防衛費を増やせという声が出ているに違いない。アメリカの軍需産業の要請もあるのではないか。
 イラクでアメリカ軍が新型のレーザー爆弾を試験的に使用しているという情報もある。ビジネス論理の上では、有色人種の命など少々消えても仕方がないと思っているのだろうか。日本政府はアメリカべったりこそ日本の生き残る道と、国民を信じ込ませようとしているようだが、アメリカには依然として「黄色い日本人」への人種差別、蔑視がある。

■日本では人気の高かったキッシンジャー大統領補佐官が、公にならないところでは日本人を「ジャップ」といっていたという。サンクトペテルブルグでブッシュ大統領がイギリスのブレア首相と、テーブルのマイクがオフになっているものと思って本音を話したところ、マイクがオンになっていて記者団に聞こえてしまった……とか。
 ブッシュ大統領は「内輪」の会話で、アナン事務総長の中東政策を嘲笑っていたようだ。権力者の本音がはからずも垣間見えてしまった。

■小泉首相がアメリカにすりよる様子は、まさに「ポチ」を連想させる。確かに寄り添っていれば「安全」で「食べられる」かもしれないが、所詮「ポチはポチ」である。
 日本には「やせ我慢」という精神があった。良い意味の「武士道」が消え、悪い意味の「商売人」が主流になってしまった日本。マスコミでは特にエコノミストの中に「小泉改革(竹中改革)」を評価する人が多いが、所詮エコノミストはエコノミストという気がする。彼等は「物事」を数字という物差しでしか見ないのだろう。市場経済だから当然……という声が当然出てくるだろうが、はたしてこの物差しだけで世の中を切っていっていいのだろうか。

■現在の地上波テレビは「視聴率という数字」の物差しだけで、番組が決まっているといっても過言ではない。視聴率をあまり気にする必要のないNHKがもっとも数字を気にしているという説もある。この世には数字(カネ)などでは計れない大事なことがいろいろとあるのだが、グローバリゼーションの流れのなか、カネと結びつく数字だけがひとり歩きをしている。かといって、計画経済の社会主義経済は結局は官僚統制システムでしかなく、宗教が政治に関与する国家は、これはこれで我々には馴染まない。

■身分差別というシステムがあったが、江戸時代から学ぶべきものが多々あると思う。
江戸は理想的なリサイクル社会であり、文化も豊かだった。環境問題ひとつとっても先行きに展望が見えない現在、今こそ江戸文化を見直し、先人の知恵を学ぶべきだろう。
 江戸関係の書物をかなり買っているのだが、本棚に積んだままで埃をかぶっている。そろそろ読み込み、ぼくなりの「答え」を作品という形で示したいのだが。思いだけはあっても、ほんとに「あっという間」に一日一日が過ぎていき、ああ、今日も大したことが出来なかった……という嘆きで終わる。
by katorishu | 2006-07-20 00:27