コラム


by katorishu
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ユダヤ系に支配されるアメリカ

 7月28日(金)
■レバノンにある国連施設にイスラエル軍が空爆し、国連の停戦要員4人が死亡した。これをめぐって国連安保理でイスラエル非難決議を採択しようとしたところ、アメリカが拒否権をちらつかせ、結局、イスラエル非難の項目を削った声明の採択となった。
 中東情勢は戦後一貫して不安定だが、その原因はイスラエルの存在である。

■あの場所に、アメリカが主導してイスラエルを建国したことが、そもそもの間違いのもとであったのではないか。アメリカ国内にユダヤ人の国家を建設していたら、何の問題もなかったのに。ナチスドイツに痛めつけられ、国をもたない流浪の民としてユダヤ民族がなめた苦しみはよくわかる。しかし、最近のユダヤ人の行動には首をかしげたくなる。
 ユダヤ人はアメリカに500万人ほど住んでいるそうだが、アメリカのメディアや政治を相当程度支配しているといっていい。ハリウッド映画もユダヤ系に席巻されているし、ブッシュ政権を支えているネオコンも、ユダヤ系の人が多い。

■なによりユダヤ系がマスメディアを抑えて、自分たちに都合の悪い情報を制御しているのは、いただけない。言論の自由がアメリカを象徴するものの柱であるはずだが、最近のアメリカのマスコミはユダヤ系に牛耳られ、言論の自由などどこへいってしまったかと思えるほどだ。
 国際金融資本の分野でもユダヤ系が圧倒的な力をもち、世界経済を左右しているといってよい。一方で国際経済の分野で華僑の力も大きく、今後ユダヤ系と華僑系が世界経済を牛耳っていくことになりそうだ。政治的にはアメリカ対中国。それにロシアが加わり、人口の上では最多のムスリムが加わり、この先、ますます混沌とした情勢になりそうだ。

■そんななかで、日本はどうしたらいいのか。ハンチントンの書いた「文明の衝突」では、日本はいずれ中国にすりよっていくと予言している。長いもの(強いもの)にまかれる、というのが日本人の民族性なので、今後、そうなる可能性は捨てきれない。中国に言論の自由などの変化を求めたいが、一党独裁体制はまだしばらく続くのだろう。「独裁」のタガがはずれたとき、あの国はひとつにまとまっていけるのだろうか。
 2007年の北京オリンピックと2010年の上海万博まではなんとか今の体制でやっていくのだろうが、それ以降、どうなるか。

■脚本アーカイブズの件で、新橋にある日本テレビに。情報アーカイブの担当者にあい、話をきく。そのあと、銀座に出て映画でも見ようかと思ったが、睡眠不足なのでやめにした。このところ、ずっと睡眠時間は5時間前後である。8時間満足に眠れたらどんなにいいことか。辛いことだが、継続して眠ることがむずかしい。で、相変わらず、時差ボケ状態が続く。脳をフル回転させてものを書くのが生業の人間として、仕事に相当程度さしつかえるが、「持病」なので仕方がない。不眠症に無縁の人には理解しにくいことだろう。
by katorishu | 2006-07-28 23:28