海賊版の横行は民度の低さに通じる
2006年 08月 19日
■暑い。全世界的に温度が上昇しているようで、この傾向が続くと南極等の氷がとけ、海面が上昇し、沿岸部は大変な被害をうける。だいいち住むことが出来なくなるし、危機的状況である。
原因は必ずしも一酸化炭素の増加に結びつけられるものではなく、はっきりしない点もあるようだが、人類が過剰にエネルギーを使っていることと無縁とは思えない。
■仕事でどうしても車等が必要な人以外は歩くことである。本日、旧東海道を青物横丁から品川まで歩いた。まっすぐ歩けば30分でいける距離だが、カミサンとブラブラ小一時間をかけて歩いた。汗だくになったことはいうまでもない。
古い町並みが都心に近い一角に残っていたことでホッとする。昔の商人宿のようなものも残っていた。畳屋がかなり目についた。
■喫茶店で仕事をしたあと、帰路、どうしても飲み屋にはいってしまう。南国風の趣のトロピカル風の店で、若い人が多い。出てくる料理はすべてボリュームたっぷりで、昨日、節食して体内のエネルギーを逃がしたのに、元も子もなくなってしまう。残せばいいのだろうが、「もったいない」という文化が身についているので、残さず無理にでも食べてしまう。
それでも太っているというほどでもない。身長170センチ、体重63キロは、かなりましなほうかもしれない。血圧も上が120前後、下が80前後。まずまずの調子で、仕事もそれなりにはかどった。
■夕刊フジに、NHKの大阪局の台本が安売り店で大量に販売されているという記事が出ていた。本来、売ってはいけないもので、勝手に販売するのは著作権の侵害でもある。ヤフーのオークションなどにもドラマ脚本が出回っているようだが、困ったことである。NHKでは廃棄業者に廃棄を委託したものが廃棄されずに出回ったと話しているとか。
■中国などは特にひどいが、著作権というものがほとんど保護されていない。「知的著作物」に対して価値を置いていないのか。海賊版が横行したり、著作権の侵害が日常的に広範に行われている社会は、文化的に低位にある社会と断言していい。
いつぞや韓国のテレビ関係者から直接聞いたことだが、中国では韓国のテレビドラマや映画、音楽CDなどが、タダで大量にコピーされており、打つ手なしだという。
当局が本気になってやれば、官僚統制国家なのだから、なくさせることも可能なはずなのに、それをしない。この一点でも中国の「民度」がはかられるというもの。
中国も世界貿易機関に加入したのだから、この面からも是正して欲しいものだ。
ウイニーなどでの無償コピーも、野放しになっているし、日本も決してほめられた状態ではないが。