コラム


by katorishu
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情緒にかける「宿場祭」 

 「宿場祭」とやら 
9月24日(日)
■本日、旧東海道を歩いていたら、北品川の「宿場祭」というのをやっていた。伝統のある夏祭りなどとちがって情緒がなくフリーマーケットのようなもの。やはり長い時間をかけて培ってきたものと、即席で商店街の関係者などが話題作りで行うものとでは、まったく違う。

■北品川商店街の一角でお囃子をやっており、これは伝統芸だけあって情緒があった。横笛を女性がふいていた。ひと時代前なら「男女同権」といっても考えられないような光景だが、時代はかわった。お囃子の前で関係者が縁台の感覚で座ってビールなどを飲みながら歓談していた。
 インテリジェントビルが建ち並ぶ一方で、こういう人間の生活のにおいのする一角が残っていることは歓迎したい。品川は戦災にあわなかったところが多く、戦前から住み続けている人も比較的多いのだろう。地方都市の雰囲気が若干残っている。

■地方都市の商店街と違うのは、いわゆるシャッター通りになっていないことだ。北品川地区はとくに飲み屋が繁盛している。いつ歩いても、どこも満員盛況で、東京は金も時間もある人が多いのだな、と感じる。もっとも値段の高い店はほとんど皆無のようであるが。地元民がいく店でぼったりしたら、その店は終わりである。

■デルのデスクトップパソコンの機能回復したものの、過去3年間の映像とメールが失われてしまったことは大きな痛手である。もちろん、仕事上必要なものもいろいろとあった。
 メールアドレスなど印刷すると60ページほどあるのだが、これをいちいち打ち込む気になれない。必要に応じてメールアドレスをいれて送信する。携帯パソコンにも一部はいっているのだが、圧倒的多くはデスクトップにいれていた。
 デルのミスでもあるのだが、何度電話をしてもマニュアル通りの答えしかかえってこない。こちらの疲れ待ち、なのだろう。ソニーのバイオに裏切られ、デルのデメンジョンに裏切られ、パナソニックの携帯パソコンもバッテリーを使うとときどき、画面がかすれて消えてしまうことがある。
 パソコンはあくまでツールの一部として、過度の期待をしないこと。一連のトラブルで学習したことである。国の基幹にかかわることを何でもかんでもデジタル化することは、危険である。
by katorishu | 2006-09-25 00:08