コラム


by katorishu
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梅雨の一ヶ月間に相当する雨が本日一日で降る

 12月26日(火)
■脚本アーカイブズのボランティア作業、本年、最終日。激しい雨のなか北千住までいく。朝から夜半になっても激しい雨が続く。この季節としては異例の雨である。よくある気象なのか、それとも最近の「異常の気象」の一環なのか。報道によると、梅雨の時期の一ヶ月分に相当する雨が一日で降る可能性もあるそうだ。
 夕方、三田で取材の仕事をしたカミサンとあい、夕食。傘をささずに行ける食べ物屋はどこも満員で、結局、傘をさして第一京浜街道の向こうまで歩く。カミサンは本日マラソンランナーの谷川真理に取材したとか。

■「公的」には本日でぼくの作業は終わり。ただ、年明けに渡す原稿執筆や自発的に書いている原稿執筆などで相変わらず「貧乏暇なし」状態が続く。師走らしい雰囲気はほとんど感じられない。 
 昨日、ビデオで小津安二郎の無声映画「浮草物語」を見た。昔の映画は単純な構図であったと改めて思った。画面と画面の間に台詞の文字画面映るが、それが進行のリズムを著しく損なっている。活動弁士は思い入れたっぷりの新派悲劇調で、これはこれで楽しめた。
 唯、全体として小津監督らしい冴えがみられなかった。後年の小津作品の萌芽を見ることはできる。「巨匠」でも当初はこの程度であったのかと、逆に凡才としては安心する。

■蓮池薫氏が06年に日本に工作員としてもどってきたという週間現代の記事について、マスコミは無視しているようだ。この件について2ちゃんねるを見たところ、週間現代を批判中傷する書きこみのオンパレード。特定の人物か組織が集中的に書き込んでいるのか、どうか。蓮池氏は事実無根なら、名誉毀損で週間現代を訴えるといいと思うのだが。
by katorishu | 2006-12-27 01:47