渋谷の街はうるさすぎる
2007年 01月 10日
■脚本アーカイブズの当番の人が風邪をひいたので、臨時に当番。まだ準備段階だが、実現に向けて今年は大きな一歩を歩み出したいものだ。
ホームドラマ全盛時代の脚本を2編ほど読む。遅筆で知られた劇作家、小野田勇氏のものなど、昔のドラマにはユーモアがありました。
■夕方、渋谷で芸能界にくわしく芸能界を題材にした小説も書いているK氏と会い、軽く飲食しながら情報交換をした。カミサンも一緒。フリーの状況は年々厳しくなっているが、シコシコ努力を積み重ねるしかないという点で、意見が一致した。
今年はじめての渋谷だが、宇田川町に至る渋谷センター街にあふれる音楽や店のPRのうるささには閉口する。耳をふさいで歩きたいほどだ。
■最近の若者はほとんど難聴なのではないかと思いたくなる。沈黙とか静寂の良さがわからないのだろうか。もっとも渋谷のセンター街あたりにたむろする若者はごく少数派なのだろうが。
総理大臣が「美しい国」などとのたまっているが、町の品位はどんどん落ちてきている。閣僚の品位も最低で、今度は松岡農水相の金銭スキャンダルが燃え上がりそうだ。本日発売の「週間文春」(本来は明日発売なのだが渋谷の露天では早くも買うことができる)でも、新たな松岡農水相の金銭スキャンダルをとりあげている。
■早晩、松岡大臣のクビを切らざるを得ないだろう。山崎タク議員も政府に相談なしで平壌にいくし、安倍内閣はすでに末期症状といってよい。「若ければいい」というものではないことの良き実例である。人間はいいのだろうが、一国を率いる度量はもともとなかったと解釈するしかない。なにより取り巻きが悪すぎる。だれに吹き込まれたのかわからないが、内閣補佐官制度を設けたもののまったく機能していない。支持率が更に低下して、いずれ政権交代に結びつけば、「良きリリーフ」であったともいえないこともないが。それにしても、野党第一党の民主党の存在感が薄すぎる。