「食肉利権」等で特捜や警視庁が動き出した
2007年 04月 27日
■ごく短い短編を最近2編書いた。山手線を舞台にしたもので、発表の舞台は、「実験的な」もので、まだどうなるかわからない。試行錯誤である。
図書館に久しぶりにいったが、人が少なかった。連休を前に、みんな仕事に忙しいのか、あるいは連休の遊び方に思いをやっているのか。
■途中の荏原神社のこんもり茂った木が目の保養になり、気持ちをいやしてくれる。この界隈が昔の品川宿であり、現在、品川駅のあるあたりは「はずれ」であった。現に品川駅の住居表示は港区である。緑の少ない地域に住んでいるので、こんな神社や寺にわずかに残っている「自然」にしばし、心が休む。
■人間については「美しい」と思える人は少ないが、動物や植物はほんとが「美しい」。若葉の季節の植物は、ひとつひとつが「芸術作品」といってもいいくらいだ。こういう「美しい」ものを根絶やしにして、「美しい国」もないと思うのだが。
■情報誌「選択」によると、名古屋の「食肉利権」にからんで、東京地検と警視庁、国税の「連合軍」が深く静かに捜査にはいったようだ。農水利権や事務所経費の問題でマスコミをにぎわせている松岡農水相は「本命」であると検察関係者がもらしている。
安倍首相が権力を行使して特捜の動きをストップさせるようなことがあったら、この政権は終わりである。松岡大臣の食肉利権は以前から知られているが、さらに林野利権もあるらしい。
■利権の癒着に、捜査する側の愛知県警の幹部もからんでいるらしい。底なしの泥沼である。そのため、警視庁から直接捜査員が乗り込んでいるそうだ。「水谷建設」「同和」「アングラ組織」「愛知県警」などがからんだ一大汚職に発展する可能性がある。ゼネコンの動きも無縁ではない。ただ、参議院選挙の前に特捜は踏み切るかどうか。選挙への影響を配慮して、選挙後――ということになるのだろう。
そうして、もし選挙で与党が勝ったら、特捜の動きがとたんに鈍くなることも、予想される。すべて税金の無駄づかいにつながるものである。特捜は頑張って徹底的に積年の膿を出してもらいたいものだ。